高性能イメージインテンシファイア—DII／PII Series

I･I-CCDカメラ

・写真のモデルはPII-1470（CANONFD-M52仕様）です。
・撮影用レンズは別売品です。
・モデルごとに外観形状、仕様は異なります。

I･I-CCDカメラの概要

I･I（アイアイ：イメージインテンシファイアの略）とは、画像の明るさを数千～数万倍に増幅する装置です。本来は軍事目的で開発されましたが、現在では科学技術用途や警備監視用途にも用いられています。
光はそのままの形では増幅できませんので、I･Iの内部では一度電子に変換されます。その電子をMCP（マイクロチャンネルプレート）によって増幅し、最後に蛍光面で再び光に戻されます。この一連の流れで色情報は無くなり、蛍光面の色である淡緑色の単色映像となります。
I･Iの出力面は、ルーペ（接眼レンズ）を用いて眼視用に用いてもいいですし、リレーレンズ（接写レンズ）を介して、ビデオカメラやスチルで撮影することもできます。
I･Iには様々なタイプがあり、口径、波長に対する感度、MCPの段数、ゲイン調整の可否、高速ゲートへの対応、蛍光体の種類など、予算が許せば目的に応じたものをオーダーしたいものです。
なおI･I-CCDカメラは、一般的にI･IとCCDビデオカメラを組み合わせた超高感度のビデオカメラを指しますが、近年ではCMOSのビデオカメラも良く用いられます。

N.I.L.社製I･I-CCDカメラの主な特長

● 低ノイズ・高画質

優れたMCPの採用により、このクラスでは最もチラツキが少なく、高いS/N比と高画質を誇ります。

● 周辺機器の充実

オプションで各種マウントやリレーレンズを用意していますので、各社の顕微鏡や望遠鏡、多様なサイズの受光素子へ幅広く対応可能です。また撮像ばかりでなく、オプションの接眼レンズの使用により、眼視での観察も可能です。

● 特注対応

入出力窓材、ゲイン調整の有無、重要視する波長に応じた光電陰極、MCPの段数、高速ゲートの有無、などご要望に応じたI･Iチューブの選定も可能です。

製品の詳細（標準品）